症例と治療法

頭痛および頚背部痛

40代 女性

長年、頭痛や頚部、背部に痛みや筋緊張があり、
「夜に眠れない」「耳鳴りがする」などの症状があり来院されました。

所見
スパイラルOT機器により身体全体のバランスを測定し、「自律神経バランスの異常」と診断しました。
治療法
鍼灸理論における、鍼道発秘「活・放心」の「放心」の処置を行いました。
章門穴、上後腸骨棘、気海穴、陰陵泉穴、肩井穴にスパイラルテープを貼付しました。
頭痛および頚背部痛

解説

東洋医学において痛みの原因は、外因、内因、心因性の3つに分類されます。
この中の心因性の処置を行った結果、頭痛、頚背部の症状は軽減され、その後2~3回の通院で改善されました。
※原因は人によって異なり、同じ症状で来院していただいても、治療を受けていただいた全ての方の期待に応えられるとは限りません

肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)

男性

2~3日前より、突然肩を動かすのがつらくなりました。
肩関節の拘縮はなく、夜間痛みがあるため来院されました。

所見
東洋医学の本治法(経絡治療)の中の「脈診」による検査を行い、「肺実心虚症」と診断しました。
治療法
肺実心虚証という証のもとスパイラルテーピングを貼付けし、効果の持続性を保つように行いました。
使用穴は、右肺兪、右尺沢、右陽陵泉、左期門、左曲池、左曲泉というツボにテーピングを行いました。
肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)

解説

本来、脈診による六部測定位の経絡治療では鍼灸を使用するのですが、当院では効果の持続性を重視してスパイラルテーピングを用いて治療を行い効果を発揮しています。
初診の治療後は肩関節の可動域が増大し、50~70%の症状の改善が診られ、その後8~10回の通院で夜間痛も治癒しました。
※原因は人によって異なり、同じ症状で来院していただいても、治療を受けていただいた全ての方の期待に応えられるとは限りません

急性腰椎症(ぎっくり腰)

50代 男性

仕事中に20キロくらいの重量物を持ち上げた際受傷されました。
前屈時、腰部に痛みや運動制限があり、
左臀部より下肢にかけてシビレもあり歩行困難に陥ったため来院されました。

所見
主に右仙腸関節部の異常と、脊椎の第1、4頚椎、第4~6、9~10胸椎、第2腰椎に捻じれがあり、下腹部に冷えの症状があると診断しました。
治療法
野口整体により脊柱の捻れの調整、またスパイラルテープの局所処置を行いました。
急性腰椎症(ぎっくり腰)

解説

野口整体でいう身体の捻じれとは、骨がズレているとかいうのではありません。
冷えや過食などにより脊椎(脊骨)の捻れが発生し動きが異常となり、比較的軽微な外力や不良姿勢などによって痛みや不調を訴えることが多く診られます。
脊椎の捻じれや動揺を改善させ、痛みが残存する部分にスパイラルテープを貼付しました。
初診時で50~60%の症状の改善が診られ、その後2~3回の通院で治癒されました。

運動前のバランス調整

中学2年生 男子

身体に痛みは無いが、ダルみや多少の筋肉痛がある中、
翌日に試合を控えるため来院されました。

所見
スパイラルOT機器により身体全体のバランスを測定し、「前後左右のバランス調整が必要」と診断しました。
治療法
今回の患者様は左方向に身体の逃避が診られたため、逃避する各筋肉に処置を行いました。
斜角筋、棘上筋、三角筋中部繊維、腰方形筋、中臀筋、大腿筋、膜張筋および腸脛靭帯、内転筋、第3腓骨筋にスパイラルテープを貼付しました。
運動前のバランス調整

解説

人間は疼痛や身体の動きに対し、弱い方向に逃避する習性があります。
そこに重点的に働く筋肉の作用を分析・分類し、各筋肉に処置を行い、前後左右のバランスを改善しました。
その結果、筋肉痛や身体のダルみも無くなり、翌日の試合でも好成績を得ることができました。
※原因は人によって異なり、同じ症状で来院していただいても、治療を受けていただいた全ての方の期待に応えられるとは限りません

ジャンパー膝及び関節水腫

中学3年生 女子 バレーボール選手

ジャンプの着地の際の左右膝関節の痛みがあったが、
その後歩行や走行、膝関節屈伸痛および可動制限もあったため来院されました。

所見
スパイラルOT機器により身体全体のバランスを測定し、「左股関節に開拝制限あり」と診断しました。
治療法
左股関節の開拝運動制限と関節の機能障害との、相関する関節部に対して処置を行いました。
右肩関節部および腰部(上位と下位)、左膝関節部、リスフラン関節にスパイラルテーピングを貼付しました。
ジャンパー膝及び関節水腫

解説

左股関節の開拝運動制限の場合、他の関節の機能障害との相関関係があります。
右肩関節部および肩鎖関節部、腰部、左膝関節部、リスフラン関節、足の第2、3指関節に異常を診ました。
各関節部処置を行った結果、関節水腫は残存しましたが、関節運動および可動域は60~70%ほど改善され、その後4~5回の通院で関節水腫も改善されました。
※原因は人によって異なり、同じ症状で来院していただいても、治療を受けていただいた全ての方の期待に応えられるとは限りません